初めてちすみ先生にお会いしたのは、東京ワークショップでした。一人ずつのミニレッスンで直に教えていただいて、お近くで言葉をかわし、ちすみ先生の温かさを感じつつ迎えた、翌日の個人レッスン。
天気は前日に引き続き、雨がち。
ハヴァシュ式指導者養成コースの第2回の対面レッスンのため、護国寺の会館に向かいました。
カウンセリングや第1回レッスンでも、オンラインでは1対1でお会いしていたのですが、実際1対1でお会いした印象は、、、
『はじめてお会いしたと思えない!(なんか懐かしい感じ)』
でした。ちすみ先生にも
「初めてな気がせぇへんわ〜」
と言われて嬉しかったのを、昨日のことのように覚えています。
そしてすぐに始まったレッスン。
デジタルレッスンで事前学習はしていたので、それなりにスムーズにやれた気がしていました。
それぞれのエクササイズに沿った課題曲を先生が一緒に弾いてくださるたび、温かい音のデュエットの響きが広がり、とても心地よい空間でした。
が、「ブラーンブラーン(※)」の動きになった時。
(※ハヴァシュ式での主要な腕の動きの名称です)
『???!!!』
『自分には背面があったのか!!!』
と、想像を遥かに超える、いや想像不可能なほどの衝撃。
今までのヴァイオリン演奏において、まざまざとイメージすることなど不可能だった自分の背面部分が、ちすみ先生の魔法の手の介助によって、生き生きと動き出しました。
当時は、3Dの記憶装置があれば今すぐ記録して持って帰りたい、と思いました。
ハヴァシュ先生の著書「The Twelve Lesson Course 」にも、
“It is here, in the muscles which attach the shoulder-blade to the spine, that the source of the arm movement originates.”
(腕の動きの源は、肩甲骨を脊椎につなぐ筋肉の中にある)
とあり、そこを無視して前に前に出してボウイングして、自分には背面があることを忘れて40年弾いてきたことが、アホらしくなってしまったほど。
この、「ブラーンブラーン」の習得には、私自身一生かかると思っていて、まだまだ修行中です。
が、「やらなければならない」「苦しいけどがんばる」そんな負のワードとは全くの別世界の、「もっと良くなりたい」という想いが源となっている、喜びにあふれた修行。
人間は目が前に向いてついているので、前に意識が行きがちですね。時間的にはむしろ過去を振り返って反省しがちなのに。
自分の背中も大切にしてあげたい。「ブラーンブラーン」を意識していると、毎日そう思います。

